2016年 04月 10日
GPIF は、米の年次改革要望書から始まった |
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用については、「国債を含む国内債券の比率を60%から35%に下げる一方、損失リスクが高い国内と海外の株式をいずれも12%から25%に倍増させる方針」を昨秋、決めています。 円高、株安が見込まれる中、あまりにも危険な運用ではないでしょうか。 河北新報の社説、「GPIF改革/年金損失リスクの不安募る」
GPIF改革/年金損失リスクの不安募る」
そもそも、このような GPIF の運用は、アメリカが年次改革要望書により、公的年金運用の規制緩和を求めたことに始まります。 現時点で数兆円あるいは数十兆円の損失が見込まれます。 国民のだれがこのような危険な運用を望むでしょうか。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)には、年次報告書の要求が丸ごと盛り込まれています。
GPIFの運用規制緩和が失敗であったと思う人は、まず、TPPに反対しなければなりません。 医療保険等も規制緩和の名のもと収奪されるにちがいなありません。
TPPは、貿易協定ではありません。 アメリカを支配している国際資本が日本から収奪しやすいようにする協定のことです。
by hazansho
| 2016-04-10 13:43
| TPP