2016年 03月 06日
トランプは、命がけで闘っているのではないか |
トランプ米大統領候補は、メキシコとの国境に壁を造るだとか、財源の定かでないのに大減税するとかなど、大言壮語、過激発言を重ねていますが、一方、タブーとされてきた領域に踏み込んで、率直に、あまりにも率直に真っ当な意見を述べています。その中で、最も重要なものの一つに次ぎのような発言があります。
「民主主義や人権のために米軍を他国に派遣したりはしない。」
これは、歴代の米政権がやってきたことと真逆の考えです。 彼は、カダフィー独裁の時の方が今のリビアよりよかったのではないか、フセイン時代の方が今のイラクよりよかったのではないかとまで述べているようです。 これまで、アメリカは、主に民主化を錦の旗に多くの介入を行ってきました。ウクライナやシリアもそうです。 アメリカの支配層にとって、トランプの考えはとても受け入れられるものではありません。 トランプ下ろしに向けて総反撃に出ることでしょう。 トランプに身の危険が及ぶかもしれません。 彼が、命がけで支配層と闘っていることが有権者にも分かり、共感をよんでいるともいえるでしょう。 支配層にとっては、もし、彼が大統領になれば、9.11 ほか彼らの悪行が白日の下にさらされてしまう恐れがあります。 何としても避けたいはずです。 今後、あらゆる手段が講じられることが予想されます。 不正選挙もその一つです。 もし、トランプが共和党の候補になっときは、民主党のクリントンを応援するように共和党のジョン・マケインなどの主流派は動くかもしれません。
トランプは、日本に批判的だといいます。 彼は、日米安保条約を片務的で不平等条約だといっています。 日本人の多くも、日米安保条約は、アメリカが日本国内に自由に基地を持てるという不平等条約であると考えています。 もし、彼が大統領になればこの不平等条約を改正する絶好のチャンスとなるでしょう。 また、彼は、反グローバリズムで、TPPに反対です。日本人自身の手ではTPPを阻止できない情けない状況にある日本人にとっては、誠にありがたいことです。トランプ大統領実現を期待したいと思います。
by hazansho
| 2016-03-06 20:22
| 国際問題