産経も素直な記事を書くときがある |
さすがに、一方的な鉢呂氏失言報道の行き過ぎを反省したのだろうか。
メディアが反省したり、内部からメディア批判をするのは、このようにインタビュー内容をありのまま伝えるのが精いっぱいということだろう。 しかし、産経は、まだメディアの良心を失ってはいないことを示している。
脱原発、反TPPの鉢呂氏を大臣から降ろしたい勢力があったとする説。 前原の新たな献金問題から国民の目をそらす画策をしたとする説もある。
立ち話の伝聞を遅れて騒ぎ立てたのはいかにも不自然であったし、騒ぎを起こそうという人達がいたとするとそれに軽率に乗ってしまった反省はメディアにもあるだろう。
産経も、素直な記事を書く時があるものだ。
鉢呂前経産相「マスコミは怖い…」
2011/09/19 19:41
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発周辺地域について「死の町」などと発言したことで引責辞任した鉢呂吉雄前経済産業相が19日までに産経新聞社のインタビューに応じ、「発言は覆水盆に返らずで、辞任は自業自得だ」と胸の内を明かした。
鉢呂氏は8日深夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎でのオフレコ(非公式)の記者懇談で「放射性物質をうつしてやる」という趣旨の発言もした。鉢呂氏は発言について「記憶にないが、不用意だった」と述べた。
ただ、「テレビ局の記者が伝聞形式でまず放送したが、発言があったというなら事前に本当か確認くらいはしてほしかった」とも述べ、「今思えば、オフレコ懇談には付き合わなければよかった。自分が甘かったし、注意していればよかった。でも、マスコミは怖いですね」とこぼした。
鉢呂氏は「常々、政治家の発言はすべてがオン(公式)扱いだと言ってきた」という。それだけに今回の辞任劇で「もう冗談も言えなくなった。ただ、型通りの話ばかりするわけにはいかず、今後は記者にどう信頼を置いていけばいいのか」と戸惑いをみせる。