茶葉、牧草がアウトでどうして野菜がセーフか |
茶葉のセシュウムは葉に付着したものかそれとも地中から吸い上げたものか。
5月14日のSankei Express は根から吸収かと次のような推測記事を載せている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/506823/
(引用)
根から吸収?
セシウムが葉に付着しただけなのか、地面から吸い上げられたかについて、文部科学省は「神奈川県では4月4日以降、セシウムの降下は観測されていない。従って、それ以前に地表に降ったセシウムが茶の木に取り込まれ、生葉から検出された可能性がある」と推測する。
農林水産省も「今回の測定は生葉を洗った後に行ったため、葉の表面に付着したセシウムが検出されたとは考えにくい」と話す。農水省は「木から採取される作物から基準値を超えるセシウムが検出されたのは初のケース。速やかに原因を究明し、対策を取りたい」としている。
(引用終わり)
本日、農水省に問い合わせしたところ、今鋭意分析中とのことであったが、下の方の葉に付着したセシュウムが、新陳代謝の激しい新芽に移動したのではとする推論が有力のようだ。
宮城県の牧草に基準値を超える数値が検出されているが、大量放出の時にはまだ芽も出ていなかったはずだから、地中からと考えたが、もしかしたら空気中からの汚染であるかもしれない。
これまで、放射性物質の大量放出は3月14日ごろと考えられ、今も少量の放出が続いているものの、懸念すべきは、地表に積もったあるいは地下に浸透した放射性物質だと考えられていた。 しかし、今も毎日降り注いでいる空気中の放射性物質も相当、影響しているのではないか。 そのことを茶葉の汚染は示唆しているのではないか。
地中からであれ空気中からであれいずれにしろ広範囲に汚染されていることは確かだ。
茶葉や牧草がアウトでどうして野菜がセーフなのか。
このなぞが解けなくては、野菜が心配になる。