政府が駄目でも城南信用金庫のような立派な会社もある |
城南信用金庫のことを 植草一秀氏のサイトで知った。
こんな会社があったのかと嬉しくなった。「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセージを発信している。 以下、全文を引用する。
http://www.jsbank.co.jp/topic/pdf/genpatu.pdf
(引用)
原発に頼らない安心できる社会へ
城 南 信 用 金 庫
東京電力福島第一原子力発電所の事故は、我が国の未来に重大な
影響を与えています。今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、
私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り
返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれ
を管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったこ
とが明確になりつつあります。
こうした中で、私達は、原子力エネルギーに依存することはあま
りにも危険性が大き過ぎるということを学びました。私達が地域金
融機関として、今できることはささやかではありますが、省電力、
省エネルギー、そして代替エネルギーの開発利用に少しでも貢献す
ることではないかと考えます。
そのため、今後、私達は以下のような省電力と省エネルギーのた
めの様々な取組みに努めるとともに、金融を通じて地域の皆様の省
電力、省エネルギーのための設備投資を積極的に支援、推進してま
いります。
① 徹底した節電運動の実施
② 冷暖房の設定温度の見直し
③ 省電力型設備の導入
④ 断熱工事の施工
⑤ 緑化工事の推進
⑥ ソーラーパネルの設置
⑦ LED照明への切り替え
⑧ 燃料電池の導入
⑨ 家庭用蓄電池の購入
⑩ 自家発電装置の購入
⑪ その他
以 上(引用終わり、 赤字、太字は筆者による)
経営方針も立派。
http://www.jsbank.co.jp/profile/houshin.html
(引用)
近年、グローバルスタンダードという名のもとに、我が国においても、アメリカ流の自由主義や個人主義、お金がすべてという考え方が広まっていますが、その結果、人と人の信頼関係が失われ、モラルや活力が低下するなど、様々な問題が起きています。
城南信用金庫では、こうした状況を改めるためにも、今こそ信用金庫の原点に立ち返り、「人を大切にする」「思いやりを大切にする」という協同組織の精神による金融業務に力を注ぎ、地域のお客様のお役に立ち、日本を明るく元気にするため、全力で取組んでまいります。(引用終わり)
震災復興は、城南信用金庫の経営方針にあるような精神を基本にしてなされるべきだろう。 経済合理性、競争力強化、TPP対応型農業へ などが前面にきては復興でもなんでもない。 これまでの日本の延長である。