2016年 01月 29日
甘利事件の背景、安倍政権崩壊の始まりか |
甘利大臣が辞任しました。 週刊文春の報道が端緒となりました。 これは、ロッキード事件のとき、立花隆(今では知の巨人とかいわれている)に資料を渡して「田中角栄研究」を文芸春秋に発表させた手口と似ています。 アメリカの匂いがします。 アメリカの意思を感じます。 週刊文春は、これまで安倍政権の代表的御用雑誌とみられ、安倍政権を支持してきたと思いますが、安倍政権のやりすぎと思われる報道干渉を承知の上で安倍政権を裏切っているのです。安倍政権より強い力が働いているとみるべきでしょう。
「安倍は集団的自衛権に道筋をつけたところで切り捨てか」
甘利大臣はTPP交渉に尽力したわけですから、本来、アメリカにとって邪魔になるはずがありません。 以下、希望的観測を含めて背景そして狙いを考えてみました。 2つのシナリオが考えられます。
一つは、安倍政権が危険になったというものです。 安倍首相の思想には、「日本を取り戻す」、「戦後レジームからの脱却」が、根底にあります。これは、アメリカにとって不都合の極みです。 1年前に拙ブログ
「安倍は集団的自衛権に道筋をつけたところで切り捨てか」
で指摘した状況と同じです。 集団的自衛権に加えてTPP交渉調印まで利用価値があるとみなされたということです。また、「日本会議」には、アメリカに忠実な連中も多く入っていますが、コントロールできない人たちも加わっており、今後どう発展していくか不気味なところがあります。十分、懸念材料となり得ます。
2つ目は、アメリカの中で支配勢力の争いがあり、日本への指示が変わった可能性があります。 日本は、依然としてアメリカに隷属してはいますが、アメリカからの指示系統(いわゆるジャパンハンドラーズ)が替わった可能性があります。アーミテージ元国務副長官は、すでにジャパンハンドラーズの立場を追われていると思われます。 アメリカの中にはウクライナ、シリア他紛争を引き起こすことを目的にしている勢力(いわゆる戦争屋)とそれはやりすぎだと非難するグループがいて権力闘争のさなかにあるようです。そして非難しているグループが優勢になりつつあり、日本ハンドラーズも交代させられた。 これまで日本が貢いだ金は、アメリカ国家にではなく一部の戦争屋(金融資本など)に流れていたと思われ、行き過ぎを是正し、日本ももっと正常な状況に戻す。そうであれば、甘利大臣の退任が狙いではなく、安倍政権を崩壊させるとこまで行くでしょう。 安倍首相の資金管理団体「晋和会」が告発されているいう情報もあります。 厳しい報道管制により、報道されていませんが。 もし、不正選挙にまで踏み込めば、そして、東京地検が、新しいご主人様に従うようなら、次の選挙で日本は変わるでしょう。 依然として、アメリカに隷属していることに変わりはありませんが。
by hazansho
| 2016-01-29 10:03
| 政治