日本は、米のイラン制裁に同調してはならない |
アメリカは、イラン攻撃の材料をいろいろ探しているようだ。 サウジ大使暗殺計画だけでは無理だろうが、イランの反発を誘い対立をエスカレートさせようとしている。 戦争を欲しているアメリカに対してブレーキをかけるのが同盟国、日本の役割だろう。 対イラン経済制裁などでアメリカに同調してはならない。
(以下、朝日新聞より)
[ワシントン 13日 ロイター] オバマ米大統領は13日、イランの組織が駐米サウジアラビア大使の暗殺を計画したとされる事件について、イランに代償を払わせるとし、同国に最も厳しい制裁を科すとの考えを表明した。 オバマ大統領は記者会見で、暗殺計画は「イラン政府の危険で無謀な行動パターンの一つ」と批判。「米国はイランに対し最も厳しい制裁を科し、国際社会と協力して引き続き同国の孤立状態を深めさせる」とし、「このような行動に対する代償をイランに払わせる」と強調した。また米財務省はイラン中央銀行への経済制裁を検討していると発表した。 サウジアラビアのサウド外相も訪問先のオーストリアで、イランが大使暗殺を計画したという証拠があると述べた。 イラン国営通信(IRNA)によると、イランの最高指導者ハメネイ師は、暗殺計画には直接言及しなかったものの、西欧諸国の政治家は「イラン恐怖症」を作り出そうとしていると主張。「しかし(彼らの試みは)実を結ぶことはなく、再び失敗するだろう」と述べた。 一方で、イラン情勢に詳しい専門家の中には、サウジ大使暗殺の動機が見いだせないとして、同計画に懐疑的な見方を示す人物もおり、イランは海外に居住するイラン国籍の反体制派活動家などを殺害したことはあるが、他国の大使を標的にすることは想像し難いと指摘している。 米当局は11日、イラン当局に関係のある男2人が駐米サウジアラビア大使の暗殺を計画していたが、米連邦捜査局(FBI)が計画を阻止したと発表していた。
米大統領「イランに代償払わせる」、サウジ大使暗殺計画で