日本はCOP17(気候変動)から脱退すべきではないか |
本日(10/8)日経夕刊によると、EUは、一定の条件のもとで京都議定書の延長を支持することを明らかにした模様だ。
その条件とは、次の2点である。
1) 米国、中国、インドを含め、全ての主要排出国が削減・抑制目標を約束すること
2) 市場メカニズムを活用すること
いい加減、馬鹿馬鹿しい論議はやめにしよう。 日本は、京都議定書の延長に反対しているが、 京都会議では、議長国としてまとめることを優先し、市場メカニズムが排出量取引には働かないことをよく検証しないまま採用してしまった。 大いに反省し、新しい枠組みが論議されるようになるまで日本はCO17から脱退すると宣言してはどうか。 不合理なことにつては、孤立を恐れず毅然と反対を表明すべきだろう。
排出量取引が空理空論であることについては、拙ブログ 排出量取引は空理空論だ をご参照ください。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2011100800139
ポスト京都、COP17に先送り=温暖化対策「空白」回避不透明-国連作業部会閉幕
【パナマ市時事】2013年以降の国際的な温暖化対策の新たな枠組み(ポスト京都議定書)などを話し合う国連作業部会が7日、全7日間の日程を終えて閉幕した。焦点のポスト京都など主要な論点について、先進国と途上国の意見が対立する構図は解消されず、年末に南アフリカで開かれる国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)に議論を先送りした。
京都議定書の期限切れが12年末に迫る中、COP17で議定書後の枠組みで合意できない場合、国際的な温暖化対策が存在しない「空白期間」が生じる恐れもあり、どこまで各国の政治判断による歩み寄りが図られるかが今後の最大の焦点となる。(2011/10/08-11:15)